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2007.01

 
迎春

かの仏の御名をお称えいたします。

新年を迎えました。
この冬は落葉が遅く、今でもはらはらと舞い落ちる黄金色ものが眼にとまります。葉が落ちた樹々のあいだを軽やかに伝ってゆく鳥たちは、ときおり合図のように鳴き声を発します。冬の陽を受けながら穏やかな空気に包まれていると、季節の移ろいそのものが、身体の回りで雲のようにゆっくりと動いてゆくかのように感じられます。
今年もまた、迎えることあり、見送ることあり、でありましょう。私自身も浮かんだり、沈んだりしながら流れてゆくことと思います。
唯仏是真、仏のおみ足にしっかりと掴まりながら、時の流れと共に歩んで参りましょう。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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