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2009.11

 
母を送る

私ごとですが、10月6日に母が浄土に旅立ちました。

母は一人暮らしで頑張っておりましたが、今年の初夏に体調を崩し、しだいに弱ってきました。
これは放っておけない、というので、9月に入ってから家内と母宅に同居し、介護を始めました。
食欲が出てきて、一時はずいぶん元気になったのですが、9月中旬になって容態が悪化、入院となりました。

一ヶ月ちょっと、という短い期間でしたが、その間、多くの時を一緒に過ごすことができました。

私にとっても重要な経験がいくつかありました。
その一つは、臨終間近の母の耳もとに「大丈夫だよ」と言ってあげられたことです。
浄土の教えがベースにあればこそ、このように言えました。
しかし、二人で(母が入院してからも)お念仏のお勤めを重ねていなかったら、そうは自然に言えなかったでしょう。

浄土宗では「ふだんのお念仏がいちばん大切だ」と言われますが、まったくそのとおりでした。

そして、これは今、思うことですが、まさに死の床にある人が「大丈夫」ならば…
現に生きている人は、「完全に大丈夫」に決まっています。

そうではありませんか?■