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Q&A 70

質問70

浄土宗
お経に興味があります。浄土宗でも「お経を読む」ことは重要なのでしょうか?
〈回答 70〉 浄土宗の教えでは、お経を読むことはお念仏を助ける行である(助業)、という位置づけです。あくまでもお念仏をとなえることが第一。助業はその次、ということですね。
ちなみに助業は、お経を読むことの他に、阿弥陀仏や極楽浄土のありさまを観想(イメージ)する、五体投地などの礼拝をする、阿弥陀仏を供養したたえる、の三つがあります。
これらの助業に対し、お念仏をとなえることを「正定業(しょうじょうごう)」といいます。

お寺の本堂やお仏壇の前で浄土宗のおつとめをするときは、この五つの行をすべて行なうことになります。浄土宗のおつとめの中には、読経、お念仏、礼拝、仏を供養したたえる、が含まれています。またお寺の本堂やお仏壇の様子は、極楽浄土をこの世にかたどったものですので、そこに観想も含まれます。

このサイトでも「浄土宗のおつとめ」の解説をコラム欄で続けています。また一般向けのお経の本、カセットやCDも手に入ります。興味をお持ちでしたら、ぜひ実践なさって下さい。体験し、感じてみる、ということが大切です。
*過去のコラムでお経を扱ったものは、コラム倉庫(PC版 | モバイル版)にしまってあります。

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