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Q&A 185

質問185

仏事一般
 墓参時に、お経を上げて頂いておりました。先代の住職さんは、お経の最後に、墓石の横に刻んである戒名を見て、「○○の為」とか唱えてくれましたが、次代の息子は修行不足?かそれを省略し、読経時間もごくわずかです。
以後は、私が自分で『阿弥陀経』を上げています。
〈回答 185〉『阿弥陀経』をご自分でお上げになると知り、感心いたしました。何よりのご先祖供養です。

さて、現住職に「前のご住職は、このようにして下さいました」とおっしゃってみるのも一法です。

先年遷化した私の師僧は、よく
「寺の住職は、檀家に育てられるものだ」
と言っておりました。これは本当のことです。
檀家さんの立場からすれば、
「指導するのは我々ではなく、住職の方だろう」
ということになるかも知れません。ですが実際には、檀家さんの反応からさまざまなことを学び、何らかの形で檀家さんにお返しする、という側面があります。これは教師と学生の関係や、医師と患者の関係などにも広く通ずることでしょう。

「そこまで面倒を見ていられない」と思われるかもしれませんが、それが結果的に他の檀家さんやご先祖のためにつながってゆきます。ご質問者さまの長年のご経験から「若い住職を育てる」という観点をおもち頂ければ、と思います。

少々余計なことながら、私見を書かせて頂きました。