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Q&A 112

質問112

一般の相談
私は浄土宗の檀家です。私には資格も学も無く、食うのが精一杯でここまで来ました。ところがこの度「次期契約はしない」と会社に言われ、職安に通う毎日です。面接に行っても、届くのは不採用通知ばかり・・・ 失業保険も切れるし、少しの蓄えも切れる所です。このままだと餓死せざるを得ない状態、切羽詰まってしまいました。両親は早くに亡くなり、妹も去年他界してしまいました。天涯孤独の身なもので、どうしようもなくてメールを差し上げた次第です。この時代、なかなか仕事もあるわけが無く、抜け殻状態で毎日を過ごしてます。どうか良きアドバイスをお願いします。
〈回答 112〉 今のあなたにどのような言葉が届くか分かりませんが、やってみようと思います。
まずひとつ。ご自身の心理的な状態はいかがでしょうか。
ある程度(といっても難しいかもしれませんが)健全な心理状態で求職活動ができているのか。
鏡をのぞいて見ましょう。どのような顔が写っていますか。あなたが採用する側だとしましょう。「この人と一緒に仕事をしたい」という顔がそこにありますか。
もしもそうでないならば—そしてあなたの心理状態が健全とは言えないならば、医療や福祉関係に助けを求める方法があります。

それともうひとつ。
37歳とおっしゃいますと、仮に60歳まで働くとしても、あと23年あります。それだけあれば、ひと仕事もふた仕事もできます。その期間を「23年どうやってやり過ごしていこうか」とみるか、「この23年をどういうふうに使おうか」とみるか…。
辛い時期にこそ、新たな変革の可能性が潜んでいる、というのが私の持論です。
ご両親、妹さんも亡くなられたとのこと。今回の失業は、あなたにとっては大変お辛いことだと思います。悪条件を数え上げてご自分を追いつめてしまうこともできますが、
「さあて、こいつは新しい状況だ。自分がどういうふうに取り組んでいくのか、じっくり見てやろうじゃないか。」
と言うことも出来るかもしれません。
良きアドバイスになったかどうか分かりませんが、ご健闘を切に祈ります—どうか道が開けますように。

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