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2022.01

 
世界宗教
笠原 泰淳 記(令和4年1月)

 明けましておめでとうございます。
 本年が皆さまにとって、お健やかで充実した年でありますよう祈念いたします。

 世界三大宗教という言葉をご存知でしょうか。
 キリスト教、イスラム教、仏教がこれにあたります。おおよその信者数で申しますと、

  • キリスト教徒:24億人(世界人口の31%)
  • イスラム教徒:20億人(25%)
  • 仏教徒:5億人(6%)
 なおヒンドゥー教徒は12億人(15%)いるのですが、どちらかといえば民族宗教とみなされ、民族・国家・言語・文化を超えて広がっているという意味での世界宗教には入らないそうです。

 さて、キリスト教やイスラム教と比べますと、仏教は明らかに独自性をもっています。いくつか挙げますと、

  • 宇宙を創造した「神」という存在を説かない。
  • 生命や自然を尊重し、人間と動物の違いも相対的なものと考える。
  • 他者との共存、平和を重んじる。「異教者は救われない」とは説かない。
  • 神から与えられた運命、という考え方はない。自分の行為が自分の未来を形成する。
 などです。
 誰もが仏教徒になる必要はもちろんありませんが、仏教的な考え方が広がることが世界の未来を明るくするのではないか—私はそう思っています。
 コロナ禍を経験している私たちは、「自分だけは安心」「自分の家族だけは安心」というふうには決して思えないということを知りました。将来の世代のためにも、さまざまな人が共に生き、生かし合えるような世の中にしてゆきたいものです。

 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。☸

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